こんにちは。老川です。
久しぶりのブログ更新になります。
タイトルの通り、アマーロを作りました。
その名も「ONI no amaro KZ」
KZシリーズ第5段にして、本格的な国産アマーロ。
何年もの構想・そして2年間様々なお酒をリリースしてやっとたどり着いた、僕が思う国産のアマーロ。
この商品はこれから樽に入って熟成されるので
この商品は貴重な原酒となります。
ベースのアルコールは「粕取り焼酎」
ボタニカルはこんな感じ。
柚子、ラズベリー、無花果、梅、
紫蘇、大葉、菊、バラ、ラベンダー、
アブラチャン、タムシバ、コブシ、
黒文字、キハダ、山椒、桑葉、バニラ、
ニガヨモギ、シナモン、アニス、ナツメグ、etc.
アルコール度数:27%
酒色:薄ピンク色
香り:グレープフルーツのような柑橘香、乾燥した香木のニュアンス。
味わい:蜂蜜のような甘味が最初に広がり、紫蘇やフェンネルの爽やかなハーブの余韻、ニガヨモギや柑橘の渋皮のようなしっかりとした苦味が感じられます。
フィニッシュ:カスタード系の甘い香りと、淡いアニスやスパイスの余韻。
オススメの飲み方:
トニックウォーター割り、レモンフレーバーの炭酸水割り
ネグローニ、スプモーニなど。
個人的には最高の仕上がりです。
まさに日本感ましましのアマーロ。
まず、そもそもアマーロってなに?
金ケ崎薬草酒造として、今まで作っていたハーブリキュールは何だったのか?
勘の鋭い方はこのように思うのではないでしょうか。
アマーロはイタリア語で「苦い」を意味し、苦味を帯びたお酒のことを指す言葉として広く浸透しています。
アマーロは世界的にも作り手も増え、ネクストトレンドとしてバーテンダーやお酒界隈では着目されいます。
僕もアマーロが大好きです。
初めて飲んだフェルネットブランカ(めちゃくちゃ苦い系)やアマーロモンテネグロ(甘いフローラル系)を飲んだ時は脳天に衝撃が走ったことを覚えています。
自分もアマーロを作るんだと。
そんな思いで2021年にリキュールの免許を取得しました。
最初に作ったリキュールも苦味ましましのフェルネットタイプのビターリキュールでした。
しかし、いまだにリリースしていません。
それは僕たちのカンパニービジョンにあります。
「未来の暮らしに新しい価値を創る」
これは僕が自分が初めて美味しいと思ったベルモットのように、
ハーブリキュールというジャンルの間口を少しでも広げたいという思いを込めています。
ハーブリキュールを飲んだことのない人、ましてリキュール自体ほとんど飲まない人にどうやって興味を持って貰えるだろうか?
色々な思いを込めて一番最初に低アルコールのハーブリキュール和花シリーズをリリースしました。
つまるところ、本格的なハーブリキュールとは路線の違う、日本の香りを中心に捉えた商品。
一般の人がギフトや地元のお土産などで手に取りたくなるような商品にしました。
これは厳格にはアマーロでもなく、ジャンルレスな商品だと自分は考えています。
ある程度、地元でも「金ケ崎薬草酒造=ハーブリキュール」
という認識が根付いてきて、なんとなく弊社の商品も飲んだことある人
リピートして飲んでくれる人も増えてきました。
そんな今こそ、アマーロをリリースできるタイミングだと思いました。
今回リリースしたKZシリーズはこれが第5弾。
このシリーズは生産量が少なく限定的なリリースで、挑戦的な作りをしたものが多いです。
昨年新たに定番品に加わった「Red Berry Aperitivo KZ」
これはベルモットのような作りをしたフルーツタイプのハーブリキュール。
そして次はこの
「ONI no amaro KZ」である。
もちろんこちらも定番品になる予定。
初めて飲むアマーロって何が入っているかわからなし、
何これ?よくわかんないけどうまい!が自然と溢れてくる面白いジャンル。
このアマーロも日本らしさと、何これ?が共存する商品になっていければと思います。
どうぞお楽しみください。
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