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執筆者の写真oikawa kazuma

フェンネルを育てる


ご無沙汰しております。


しばらくバタバタしており、農業ブログの更新をすっかり放置していました。




今日はフェンネルについて書きていこうと思います。




フェンネル(和名:茴香ウイキョウ)はセリ科の多年生草本です。


多年生植物なので、基本的には根っこが痛まない限りは毎年収穫することができるハーブです。

去年、実家に植えたフェンネルは今年の大雪にも負けずに、今年も芽を出しました。


(以前ブログで書いたバジルは一年生、

つまり種まきから収穫までのサイクルが一年で終わってしまいます。)


フェンネルは、アニスを思わせる甘い香りと、爽やかな風味が特徴的で、様々な料理に使われます。

乾燥させた種子は、スパイスカレーには欠かせない大切な材料の一つとなります。




今回は種子からの栽培を行いました。

セリ科の植物は全般的に同じような形をしています。




4月3日に200セルトレーに1粒ずつ撒きました。


写真は4月8日のものです。ちらほら芽を出しはじめました。


大体2週間で ある程度成長したので、1株ずつポットに株上げしました。



5月7日の写真↓




とにかく、根っこの成長が早いので、根詰まりをおこなさにように

注意が必要だと思いました。

ここまで大きくなったので、地植えしていきました。



地植えからしばらく経った 5月29日のフェンネル↓


今回はマルチを張り、株間40cmで植え付けしました。

(もっと広くても良かったかもしれません)


あとは、大きくなるのを待つのみです。




ネットの情報などでは、このタイミングで肥料を与えると良いなどの情報がありましたが、特に何も与えていません。

土には堆肥を混ぜたので十分かと思いました。




ここから1ヶ月半で花が咲きました。

後からネットを張ったので、成長が混み合ってしまいました↓↓


成長が思ったより早かったので、

地植えのタイミングで、ネットや支柱を立てれば良かったと後悔。




甘い香りがとても心地いいです。

ただ、蜂がかなり寄ってきます。


ここから2週間ほどで、花が果実のようになっていきます↓



このタイミングで、かなり虫がつきます。

もっとも多いのが、アカスジカメムシとキアゲハの幼虫です。↓



特に、このカメムシが厄介だったので、早めの対策がおすすめです。

市販の薬で一気にいなくなります。


あとはこのまま1ヶ月ほどで、果実は種子となり、

最終的に枝自体が木質して枯れていきます。↓


よく見ると、株もとから新しい芽が出ています。

この部分を残し、9月に木質化しているところを刈り込みました。


現在は、この残した芽がどのようになるか観察しています。



今回のフェンネルの栽培の流れとしては、

4月上旬、種まき
4月下旬 ポットへ鉢上げ
5月上旬〜中旬 地植え
6月中旬 開花
7月上旬 果実の収穫開始
9月上旬 刈り込み

こんな感じでした、種まきの時期が少し早すぎたのか発芽率は50%でした。


来年に向けての反省は、

『地植えのタイミングでのネットや支柱を一緒に立てる。』

『虫の対策をしっかりとする。』(カメムシに3割の株がやられました。泣)


基本的には手がほとんどかからず、大きく成長してくれました。


フェンネルは使用部位が、葉っぱ、花、果実、種子、根と用途が広いので、

自宅に一株あればかなり重宝されると思います。



今度はフェンネルを使った料理の紹介でもしたいと思います。



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